人の恨みも波動を狂わせる

Ｅ・Ｋさん／女性

知り合いのＥ・Ｋさん（女性）は５２歳。輸入物のインテリアや宝石などを手掛ける経営者でした。その彼女の会社が一週間前に倒産してしまいました。会うとたいへん悩んでいる様子。少し気になったので波動測定してみますと、なんと肉体エネルギーが２０くらいしかないのです。調べていくうちに自殺願望があることが確認されました。
「これは大変だ」ということで、彼女に連絡を取り、強引に改善を勧めました。
彼女に自殺を願望させているものは『恨み』でした。でもその時点では誰の恨みかは分かりません。
彼女に思い当たる人物の名前を羅列してもらい測定していくのですが、該当する人はいないようなのです。しかし自殺願望が測定器に現れている以上あきらめるわけにはいきません。
いろいろ調べていくうちにある人（仮にＡさんとしておきます）の奥さんの恨みであることが分かりました。
Ａさんとは、彼女がある会社を任せていた人なのですが、横領が発覚したらしいのです。そこで彼女はその会社から手を引くことを決意しました。ところが最後の話合いの場に現れたのはＡさんではなく、その奥さんだったのだと。
「手を引かれては困る」
と泣きつかれたのだそうですが、もちろんそんなことで決心を変えるようなＥ・Ｋさんではありません。そのときの恨みが、今彼女に自殺させようとしていたのです。
恨みを解いたとたんにＥ・Ｋさんは、
「毎日たっぷり水を含んだ褞袍（どてら）を着ているような感じだったが、それを脱いだように軽くなった」
と言いました。そして、すでに遺書を３通書いていて自殺の準備をしていたことを告白しました。
「もちろん、今は自殺なんて考えられません」
とＥ・Ｋさん。しばらくの充電期間の後、また何か新しい事業を始めるのだと、私どもは信じています。

時のご来光堂　玉川 準陽
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