波動の場の原理と理論 2 [波動]

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波動のマジックボックス -SE-5による分析とバランス-』 (ドン・パリス著)より

アルは話し続けました。「あらゆる物は原子でできているために、事実が私たちの目の前に現れても、内部を見ようとしたときにはもうそこには存在しないのだ、と科学は私たちに説明してきました。原子の内部は物質とも呼べる実質的な何かを求め続けているのです。科学者たちは、この点から、あらゆる物質は互いに干渉し合う光の波でできているのだと解釈するのです。ちょっとホログラフの映像に似ていますね。3-Dの映像はこうやって作られるのです。2種類以上のレーザー光線が干渉し合うことによって、幻想的ではあるにしろ、かなりリアルな映像ができあがるのです。」
ジョンが尋ねました。「何が物質をその上に座れそうな固体に作り上げるのでしょうか?」
「わかりました。その疑問に答えるためにスカラーに話を戻しましょう。この図を見てください。最初私たちはこの仮想粒子を可能性と見なしました。今度はこれを単純なものから複雑なものへ変換させてみようと思います。しかしこれはある見地から言うと高い波動から低い波動への変換とも考えられるのです。
次に仮想粒子は、定義を与えられてスカラーに変わり、特別な処置を施されて現れるのです。では、いったい誰が仮想粒子に定義を与えるのでしょうか?その答えはこの図の範囲を超えてしまいますが、私はそれを意識、または宇宙の知性、あるいは神と呼びたいと思います。あるいは自我が発生する以前のあなた自身、あるいは死後のあなた自身の一部と言えるかもしれません。この意識の知覚が、生命に与えるのだと仮定できるでしょう。
この時点では、スカラーはまだ第3の次元に達していません。スカラーは少なくとも2つなければ空間上を動けないのです。2つ以上になった時、これをベクトルと呼びます。一般的なベクトルには、光、電気、磁気、音などがあります。これらのベクトルはスカラーの情報を伝達をすることができます。ラジオをつければ、電磁気ベクトルが情報を伝える例を見られるでしょう。
次の段階では、これらのベクトルが結合して陽子や電子を作り出し、さらにそれらが結合して原子を作るのです。そして原子がエーテル場や電気の場を形成し、それらが分子や化学物質を作り出します。それらは結合して細胞を作り、細胞が器官を作り、器官が組織化されて、最終的に有機体になるのです。その有機体である私たちは、協力関係を結ぶ組織を探し求め、家庭や社会システムや世界のシステム、惑星の、太陽系のそしてすべての大本である宇宙のシステムを作り上げるのです。これはまさに連鎖と言えるでしょう。
それをスタートさせるには、ただ点に意味を与えさえすればいいのです。そうすれば、完全な意味性を持った連鎖の螺旋が開始するでしょう。こういうわけで情報と重力が同じ物だと考えられるのです。」
アルは、まるで宇宙の謎を解いたかのようでした。
「カオス理論では、このような情報の節(Node)を微弱引力(Subtle Attraction)と呼んでいます。カオスは、(数学的に)コースを駆け巡っているうちに、これらの引力を発する点を見つけ出し、何かが形を成すまでその周りを回転し続けるようです。コンピューターに任意の数を入力することによって、いろいろな種類の葉や植物の姿を描写することができる、そういう数学的な公式を発見した人もいます。ドイツの二人の科学者、P.ピルチャ博士とM.フェルテン博士はある特別な素数をあてはめると宇宙のおきてに日々を入れることになるかもしれないと考えているようですが、それは時とともに明らかになるでしょう。
情報の場(IDF)は、ベクトル(音、電磁気など)とは異なり、時間や空間に甘んじて消失してしまうことはありません。適当な受信機さえあれば、永久に完全な姿を保つのです。前に上げた例を発展させると、あなたが大勢の人の中にいたとして、誰かが部屋の一番前で話をすると、その人の近くにいる人がもっとも大きい音声で聞き取ることができます。あなたが後ろの列に座っていれば、どれぐらい離れているかによって音声は小さくなるでしょう。これは電磁気にも言えることです。離れれば、離れるほど信号は弱くなるのです。」アルは列を示しました。
「スカラーをこのように考えてください。前列に座っている人は、後列のあなたと同じ程度に講義の論大を理解するでしょう。あなたの聴力が平均に達しているとしてですが(受信機の完全性)。本物の超能力者もまた、自分自身をその部屋に投影して同じように講演を聴くことができます。IDFは現実との共鳴の場なのです。ルパート・シェルドレイクは、これを形態形成の場と呼んでいます。彼の研究のもっとも解りやすい例として百匹の猿、と言う話があります。もし一匹の猿が何か新しいこと、例えば食べる前に果物を洗うことを学んだとすると、他の猿たちも見習ってまねを始めます。これは情報の形態形成の場が生まれつつあるということです。共鳴の臨界点に達したとき、このケースでは、仮に百匹目という言い方をしていますが、この猿が食べる前に果物を洗い始めると、世界中の猿がIDFを傍受して同様に果物を洗い始めるのです。シェルドレイクの理論は証明されたと言ってよいでしょう。」
「SE-5はどうやってスカラーの場を作るのですか?」私は尋ねました。
「スカラーの場は簡単に傍受できるのです。長い針金を一本用意して一方の端をもう一方に巻きつけつけるのです。こうすると電磁場が解消されます。これはCaduseus(神の使者の杖)コイルやMobiusまたはBuckingコイルと呼ばれています。マクスウェルの公式を思い出してみれば、その力は数学的にはスカラーの場の2倍になることが解るでしょう。この打ち消された場に情報を打ち込み、照準を定めればよいのです。
スカラーのコイルは、RNA/DNAによく似ていることに注目してください。遺伝子のコードは、RNA/DNAではなくて何かほかの物の中に存在するという理論があります。それは、スカラーのアンテナに他ならず、もっと高い次元(アカシック・レコード)に波長を合わせ、カルマの要求に完璧に応える、波動的かつ肉体的なボディーを構築するための青写真をもたらすのです。」
彼は続けました。「スカラーという見地は公式から導きだされたもので、人間の技術者が独自に操作できる、信頼性のおけるスカラー探知機を開発した人は誰もいません。私はかなり性能のよい探知機の評判を聞いたことがありますが、SE-5のディテクタープレートは手早く、しかも簡単に使い方を学ぶことができるので、新しい探知機開発にはあまりエネルギーを費やさなくてもすむでしょう。
あなたの脳もスカラーの場を形成することができるのです。EEGを使えば、脳の両側から放出される電磁波の周波数を測定できます。通常、脳の片側の方がもう一方より強い電磁波を異なる周波数で放出しているのですが、もし脳の両側を同時に起動させて、同じ強さと周波数の電磁波を放出できたら、SE-5と同じようにたくさんの奇跡を行うことができるのです。ある人たちは、このようにして念力で金属を曲げたり、火の上を歩いたりできるわけです。
60年代に、ボブ・ベック博士は彼の発明した敏感なバイオ・フィードバックの装置を使って、これらのやり方を人々に教えました。彼は、片側の耳に7.83ヘルツの音波を送り込み、もう片側の耳に彼が開発したバイオ・フィードバックの装置のアウトプットを送り込んだのです。そして両方の音を合体させて一つの音に聴こえるように、いくつかのイメージトレーニングをさせました。
彼は、超能力者やヒーラー、祈祷師の調査から7.83ヘルツの周波数の効果を発見しました。博士は、彼らが「魔法」をやっている時の脳波の測定に成功し、その周波数が7.83ヘルツであることを発見したのです。地球もこれに非常に近い、時には全く同じ周波数の脳波のような物を発しています。彼は人々にどうやって脳波をこの状態にするかを教えることによって、常識を超えた行為を可能にしてきました。
たとえば、ある人たちは離れたところの物を見る(Remove Viewing)ができるようになりました。またある人達は、金庫のように密封された箱の中の書類を読むことができるようになったのです。その後、政府はこれが国家の安全を脅かすとして、ベックにこの指導をやめるよう依頼しました。」彼は言いました。
「では、少しおさらいしましょう。」彼は語調を変えました。

1.情報は力のようなものであるが、電磁波測定装置では測定不可能である。
2.SE-5はどんな種類の電磁波信号も放出しない。
3.どんなに離れていても、SE-5をバランスモードに切り替えた途端、コンピューターに打ち込まれたあらゆる情報は瞬間的に目標に到達する。
4.脳もスカラーの場を放出することができ、遠隔操作を行える。
5.SE-5もこの原則にのっとり、情報の場を送信したり受信したりすることができる。

「簡単なことでしょう?」アルは尋ねました。
私は少々圧倒された気分でしたが、基本的な考えは理解できたような気がしました。この技術の原理を理解するのは重要なことだと思いましたが、私が本当に知りたかったのは、どうすれば実際にこの機械に手を触れることができるのかということでした。それを尋ねようとした途端、いきなり耳元で鳴った電話の音で目が覚めてしまいました。それが、間違い電話だとわかると、わたしは夜の間電話線を抜いておくことに決めました。

時のご来光堂 玉川 準陽
http://tokino.net/
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